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平成23年度(第16期)事業報告書(平成23年4月1日から平成24年3月31日まで)

T 法人の概要

1. 設立年月日

法人の設立 平成 9年 9月30日
公益財団法人への組織変更 平成22年11月 1日

2.定款に定める目的

 視覚障害者の社会参加活動等に対する支援のための事業並びに視覚障害者支援団体の活動支援等の事業を通じて、兵庫県内の視覚障害者の福祉向上に寄与することを目的とする。

3.定款に定める事業内容

 (1)視覚障害者の社会参加活動に対する支援事業
 (2)視覚障害を有する大学生等に対する奨学金の給付事業
 (3)視覚障害者支援団体の活動に対する助成事業
 (4)視覚障害者支援団体に対する施設等の貸与事業
 (5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

4.監督機関に関する事項

兵庫県知事

5.主たる事務所

兵庫県神戸市中央区神若通5丁目3番26号

6.役員等に関する事項

(1)理事及び監事

役職 氏名 常勤・非常勤 担当職務・現職
理事長 中山 哲也 非常勤 トラスコ中山株式会社 代表取締役社長
常務理事 湯川 洵 常勤 業務全般
理事 岩橋 明子 非常勤 社会福祉法人日本ライトハウス 会長 理事
理事 山本 為信 非常勤 山本光学株式会社 代表取締役会長
理事 古橋 健士 非常勤 ホシデン株式会社 代表取締役社長
理事 井内 卓嗣 非常勤 アズワン株式会社 代表取締役社長
理事 栗山 三郎 非常勤 元 →中山視覚福祉財団 常務理事
理事 森 雅彦 非常勤 株式会社森精機製作所 代表取締役社長
監事 野村 公平 非常勤 野村総合法律事務所 弁護士
監事 和田 頼知 非常勤 有限責任監査法人トーマツパートナー公認会計士

(2)評議員

役職 氏名 常勤・非常勤 担当職務・現職
評議員 西村 元延 非常勤 株式会社マンダム 取締役社長
評議員 葉田 順治 非常勤 エレコム株式会社 代表取締役社長
評議員 小松 均 非常勤 トラスコ中山株式会社 常勤監査役
評議員 中山 優子 非常勤 有限会社中山興産 代表取締役
評議員 惣田 憲司 非常勤 元 社会福祉法人兵庫県社会福祉協議会 参事
評議員 坂本 大祐 非常勤 元 神戸市民政局心身障害者福祉室長
評議員 中山 沙織 非常勤 有限責任監査法人トーマツ 公認会計士

U.事業の状況

1.公益目的事業部門

公益事業1  中山記念会館の施設貸与事業

 施設内では、不特定多数の視覚障がい者、家族、関係者、地域、行政、眼科、学校等あらゆるところからの相談を受け、トータルサポートを実施するべく非営利団体がお互いに連携して事業を実施しています。
 入居各団体の活動拠点として頻繁に利用されることはもとより、相談、訪問サポート、通所サポート、各種イベント、パソコン講座等及び通所施設の運営並びに白杖歩行、音声パソコン指導を実施し、利用者や相談者は年間約1000人を超えます。
 この事業費は、事業経費を含めて12,432千円です。

公益事業2  視覚障害者支援団体及び視覚障害者個人に対する助成等の事業

 視覚障がい者支援を目的として活動する団体に対する助成金供与及び大学等に進学する視覚障がい者に奨学金を無償で支給する事業を実施しています。
 この事業費は、事業経費を含めて 12,693千円です。

(1)助成金供与事業

 視覚障がい者支援をボランティア主体で実施している民間団体の活動支援や、財政的に困窮して必要な事業の実施が難しくなっている視覚障がい者支援団体に対して、助成金を支給する事業を行っています。

実施した事業
 @ 視覚障がい者の社会参加活動の支援
 ア 講演会、各種競技会に対する助成   助成金額   608千円
 イ 社会参加活動を行う団体に対する助成 助成金額 4,528千円
 A 視覚障がい者の視察、研修会への参加に対する支援 助成金額 1,894千円
 B 視覚障がい者のためのスポーツ活動に対する支援  助成金額 550千円

(2)奨学金の無償給付事業

今事業年度は、大学生など9名に対し総額 3,240千円を給付しました。

公益事業3  視覚障害者の社会参加活動に対する支援事業

 障害のある人が障害のない人と同じように毎日を過ごし、共にいきいきと活動できる社会を目指す「ノーマライゼーション」の理念の定着を目指し、視覚障がい者の社会参加活動に対する支援を行います。
 この事業費は、事業経費を含めて 21,541千円です。

(1)兵庫県視覚障害者音楽祭事業

 視覚に障害を持つプロ、セミプロ、無名の演奏・声楽家等に、大勢の観客の前で演奏する機会を与え飛躍のきっかけになればと思い開催しています。
 平成24年2月25日に、新長田ピフレホールで「中山・KLCコンサート2012」として、前川裕美、清水紘子、荒木温子、常瑠里子様に出演いただきました。

(2)盲導犬貸与事業

 全国で盲導犬実働数1076頭(全国盲導犬施設連合会調べ 2010年3月現在)。
兵庫県の盲導犬使用者は、61人となっています。
 当財団は、今年度も2頭の育成を委託し、平成11年度より累計で24頭の盲導犬中山号として世に送り出しています。

(3)パソコン講座事業

パソコン講習会を下記のとおり実施しました。

 @ 初級講習会2コース(各6回)  10名参加
 A 中級講習会2コース(各3回)  10名参加
 B 応用講習会2コース(各3回)  10名参加
 C 音声パソコン体験講習(2回)   5名参加
 D パソコンサポート講座(6回)延べ57名参加

(4)音楽公演事業

 視覚障がい者の皆様を招いて平成23年10月7日に、中山ワンダフルフェスタVol.14「財津和夫LIVE&TALK」を開催しました。
 多くの盲導犬やボランティア様ともに参加し、毎年楽しい一日を過ごしています。

V.法人管理・運営に関する事項

1. 役員会等に関する事項

(1) 理事会

開催年月日等 主な決議事項
平成23年 6月 1日 第4回定時理事会 平成23年3月期の事業報告及び決算関係の審議
平成24年 3月14日 第5回臨時理事会 第5回臨時評議員会招集の審議
平成24年 3月27日 第6回定時理事会 平成24年度事業計画及び収支予算書の審議

(2) 評議員会

開催年月日等 主な決議事項
平成23年 6月 1日 第3回臨時評議員会 平成23年3月期の決算関係の詳細説明
平成23年 6月17日 第4回定時評議員会 平成23年3月期の決算関係の審議
平成24年 3月27日 第5回臨時評議員会 平成24年度事業計画及び収支予算書の報告

2. 正味財産増減の状況及び財産の状況  (単位 千円)

事業年度 平成21年3月期 平成22年3月期 平成22年10月期
(7か月)
平成23年3月期
(5か月)
平成24年3月期
経常収益合計 81,826 45,356 27,531 20,805 62,332
経常費用合計 64,185 45,085 34,646 16,175 53,541
資産合計 854,805 3,710,070 3,106,200 3,738,740 4,121,833
負債合計 30,000 30,000 41,245 33,156 13,458
正味財産期末残高 824,805 3,680,070 3,064,954 3,705,584 4,108,375

3. 法人の課題 (公益法人法下の財団運営に関する事項)

 当財団は、平成23年11月3日、視覚障害者の社会参加を支えるとともに、支援団体の活動支援に努めるなど県民福祉の向上に尽くしたとして「兵庫県社会賞」を受賞しました。

4. 株式保有している場合の概要

企業株式の20%以下保有につき省略

5. 決算後に生じた法人の状況に関する重要な事実

該当する事項はありません。

以上


事業報告の付属明細

事業の実施状況について補足するべき事項は該当ありません。